· 

栗栖工業が厚生労働大臣表彰を受賞!!

有限会社栗栖工業が厚生労働大臣表彰を受賞 ~ 山口県商工労働部長より伝達 ~


有限会社栗栖工業(本社:山口県宇部市、以下 当社)は、「令和4年度職業能力開発関係厚生労働大臣表彰」を受賞することとなり、2022(令和4年) 1117日に厚生労働省ホームページにて公表されました。これについて、1221日に山口県庁にて伝達式が行われました。

技能検定の実施、技能振興の推進に関して、長年にわたって多大な貢献があり、他の模範になる事業所・団体や、顕著な功績があった功労者を表彰する制度

では、とび技能検定実技試験会場として当会が事務局を置く有限会社栗栖工業(宇部市船木)3資材センターを活用されています。この会場は、以前より外国人技能実習生を対象とした技能検定試験の、集合方式による実技検定試験会場として利用されていたことから、令和元年度から定時の実技試験会場としても利用される事となりました。

 

技能検定試験は、厚生労働省から委託された山口県職業能力開発協会が実施しており、当会はとび職種の技能検定実技試験の運営支援、並びに技能検定委員10名と補佐員10名を派遣するなど、技能検定試験に対して全面的に協力する事で、山口県内の若手技能士の人材育成に貢献できればと考えております。

 

■技能五輪に積極的に取り組んでいる理由

栗栖工業グループには、ものづくりに関して優れた技能・経験を有する「とび科職業訓練指導員」や「山口マイスター」、「ものづくりマイスター」、「全技連マイスター」が在籍し、若年技能者への実践的な実技指導を行うことで、とび技能検定取得や登録鳶土工基幹技能者取得への推奨体制が整っています。こういった高度な技能を持つ職人が多く所属していることで、若手の初心者でも高度技能の習得やキャリアアップがしやすい環境といえます。

栗栖工業グループでは、大事に育てた技能士が労働災害に遭わないことを願うと同時に、自己防衛としての「安全施工」を身につけて欲しいとの思いから、「安全日本一」のスローガンを掲げ、安全活動への積極的な参加や、安全意識の高揚を図る事で労働災害ゼロの職場を実現し、初心者でも安心して働けてキャリアアップがしやすい職場環境の構築に努めております。

会社URL  : http://www.kurisu-k.co.jp/

 

関連企業URL http://www.kurisu-c.co.jp/

 

■技能検定に積極的に取り組んでいる理由

山口県では、公共工事においての技能士常駐制度を重視して、多くの技能士が活躍できる環境を創造しています。この事から、工事を受注する事業者は技能士を確保する為に専門工事業者を探したり、技能士を育てる事で公共工事の品質確保を行う事となり、下請業者との協力体制の構築のみならず、次世代の担い手確保の手段としても最も有効な方法となっています。

 

山口県内の「とび技能検定」受験者数は、年々増加傾向に有り1級では90名以上が受験されています。当会としましては、次世代を担う若手の技能士を育てようと積極的に会員企業へ働きかける事で、20代の一級技能士が多数誕生しています。

■とび工事業とは

とびは建設現場に最初に入り、そして最後にすべてを取り除くまで現場に残ります。

何もない状態から、造っていくプロセスを経て、完成まで見る。

そのため仕事の範囲が広く「とび職」と一括りに云えるほど簡単に説明ができませんが、建設業種の専門工事業として説明すると、次の作業などをする職種です(細分化するとまだ有ります)

Ø  とび・土工工事業

Ø  仮囲いや足場全般の仮設作業

Ø  切梁、支保工などの仮設作業

Ø  タワークレーンや工事用エレベーターの仮設作業

Ø  高所での特殊作業

Ø  鋼構造物工事業

Ø  建築物の鉄骨建て方作業

Ø  鉄塔、煙突の建て方作業

Ø  橋梁架設作業

Ø  機械器具設置工事業

Ø  重量物、精密機械等の運搬・設置

Ø  プラントメンテナンス作業

建設現場では、高所での特殊な作業をする事が多いので、危険作業である事から他職種よりも職人単価が高く設定されています。

必要な資格も玉掛け・足場・型枠・鉄骨などに始まり、クレーン運転やガス溶接など、たくさんあります。特殊技能も必要ですし、高度なチームワークも求められます。やる気次第で、どんどん仕事の幅が広がります。

 

 

 建築現場の職人の間では、高所を華麗に動き回ることから「現場の華」とも称されます。

■とび職に必要とされる免許・資格

とび職になるための資格は、特に決められていません。多くは、とび職人に弟子入りをして、見習いから始める訳ですが、とび職としての作業に必要な技能や知識を身に付けるためには、資格や講習をいくつも取得する必要があります。

一人前のとび職になるまでに取得したい資格等を、次に示します。

とび技能検定試験(実技、学科)・厚生労働省認可】

l  三級(経験年数0年、専門科の高校生も受験可能)

l  二級(三級取得後0年、又は経験年数2年以上で受験可能)

l  一級(二級取得後3年、又は経験年数7年以上で受験可能)

    一級、二級とび技能士は作業主任者講習の一部が免除されます

 

【技能講習・労働局認可】

l  足場の組立等作業主任者

l  建築物等の鉄骨の組立等作業主任者

l  移動式クレーン(5t未満)運転

l  玉掛け作業(1t以上)

l  高所作業車(10m以上)運転

l  鋼橋架設等作業主任者

l  コンクリート橋架設等作業主任者

l  型枠支保工の組立等作業主任者

l  地山の掘削及び土留め支保工の組立等作業主任者

l  コンクリート造の工作物の解体等作業主任者

 

【安全教育(特別教育)・事業主による教育】

l  職長教育

l  安全衛生責任者教育

l  リスクアセスメントに関する教育

l  酸欠危険作業に係る業務の特別教育

l  巻き上げ機運転の特別教育

l  建設用リフト運転の特別教育

 

l  ゴンドラの操作の特別教育