栗栖工業 河村梓が山口マイスターに認定! ~山口県知事より認定証を授与~

㈲栗栖工業 河村梓が山口マイスターに認定!~山口県知事より認定証を授与~

有限会社栗栖工業(本社:山口県宇部市船木1236番地、以下 当社)の社員、河村梓(かわむらあずさ40)が、令和2年11月10日に「とび職種の山口マイスター」に認定され、山口県知事より認定証を授与されました。

 

同時に、社員の山本博史(やまもとひろし45)がとび一級技能検定成績優秀者として、山口県知事表彰を受賞することとなり、二重の喜びとなりました。

 例年であれば、山口県職業能力開発促進大会が開催され表彰式が執り行われるところではありますが、今年の促進大会は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、残念ながら開催されません。

 

令和2年度職業能力開発関係県知事表彰等及び「山口マイスター」認定について:https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/202011/047508.html

当社では、鳶職としての伝統文化から最新技術に至るまで、社員が多様かつ高度な技能を習得できるよう全面的にサポートするほか、とび職種の技能検定試験に対する積極的な受験推進を実行していることと、労働災害防止活動や安全行動を普段より積極的に心掛けて実行していることから、このような認定につながっていると自負しております。また、こういった認定が若手の人材育成に貢献できればと考えております。

 

会社URL  : http://www.kurisu-k.co.jp/

関連企業URL http://www.kurisu-c.co.jp/

 

 

■『山口マイスター』について

山口マイスターは、ものづくりの優れた技能を持ち次世代技能者の育成に意欲がある人を山口県知事が認定する制度で、2001(平成13)に創設されました。認定基準は厳しく、県内に在住する1級の技能検定(単一等級の技能検定を含む。)に合格した者又はこれと同等の能力を有すると知事が認める者で、技能の継承及び技能者の育成に意欲的に取り組む者であって、人格及び指導能力に優れ、他の技能者の模範となると認められるものが「山口マイスター」の認定を受けます。

この度の認定は、山口県鳶工業連合会からの推薦により申請され、宇部市の副申を受けて山口県商工労働部にて審査を受けて、村岡嗣政県知事より認定されました。

ものづくり体験教室や若年者への技能指導に山口マイスター等を派遣します。詳しくは山口県職業能力開発協会へお問い合わせください。

 

ものづくり体験教室の案内:http://y-syokunou.com/cms/page119.html

 

 

河村梓のコメント

・山口マイスターに認定されるとは思っていなかったので嬉しい。

・これまでに色々なとび工事を担当してきたが、その中で印象に残っている現場は、周南市の工場での煙突の足場施工と米子市の歩道橋の架設工事です。150mの煙突に足場を施工した時は、煙突周辺には機械や配管が密集していて作業できるスペースが少なく、資材を揚げるためのウィンチを設置する作業が一番大変だった。歩道橋の架設工事では、最初に手掛けた橋梁架設だったので強く印象に残っている。この工事がきっかけで自分の仕事に対する思いや考え方が変わった。

・建設業の魅力は、足場工事は、最初に組み立てて工事が終われば解体するので何も残らない。だが、作業に応じた足場の組み立て方や安全対策などは人それぞれで、完成した足場の評価も一つではない所が魅力であり難しさでもありそれがやり甲斐でもある。また、とびの仕事は、学歴に関係なく努力が認められる仕事で、評価が高まれば職人を束ねる責任者の職長を任されるので、職長を目指して努力することもやり甲斐のひとつだと思う。

・普段から、安全や施工に関して工夫していることは、職長として、作業員の能力に応じた適材適所の配置や現場に合わせた揚重設備の設置には、特殊な能力や経験が必要なので苦労している。また、過去の災害事例を参考にして、現場に合った安全な作業手順を考え、わかりやすく説明することに一番苦労してきた。逆に経験したことのない作業があれば、必ず経験者の話を聞いて自分の作業手順に矛盾はないか、納得できない部分があれば徹底して経験者に意見を求めて、最善策を計画するように心がけている。

・後輩へのアドバイスとして言えるのは、辛いことや嫌なことは避けて通れない。何をやっても怒られ、何もしなければ余計に怒られる。仕事に対して常に前向きであれば、怒られても辛くても嫌なことから逃げ出さずに仕事に邁進できるので、目標をもって前向きに仕事をしてほしい。