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㈲栗栖工業 とび技能検定実技試験会場を提供 ~令和元年度 山口県技能検定試験 とび職種 実技試験~

㈲栗栖工業 とび技能検定実技試験会場を提供

~令和元年度 山口県技能検定試験 とび職種 実技試験~


 

 有限会社栗栖工業(本社:山口県宇部市、以下 当社)は、2019(令和元年)76日に実施される【令和元年度 山口県技能検定試験 とび職種 実技試験】の試験会場として敷地を提供することとなりました。当社は、山口県鳶工業連合会事務局でもあり、以前より外国人技能実習生の実技試験への検定委員の派遣を行うほか、昨年より集合方式による実技検定試験を当社にて実施していることから、令和元年度の実技試験会場としても候補に上がっていましたが、530日に行われました実技検定委員の打合せ会議において実施計画が説明され、正式に実技試験会場に決定しました。

 

当社では、とび職種の技能検定試験に対する積極的な受験推進を実行していることや、山口県鳶工業連合会(会長 栗栖龍男)の事務局として、技能検定実技試験の運営支援、山口県鳶工業連合会技能士会(会長 栗栖龍男)からの技能検定委員並びに補佐員の派遣を行うなど、技能検定試験に対する積極的な協力体制を構築し提供しております。また、こういった活動が若手の人材育成に貢献できればと考えております。

会社URL  : http://www.kurisu-k.co.jp/

関連企業URL: http://www.kurisu-c.co.jp/

■技能検定に積極的に取り組んでいる理由

山口県では、公共工事においての技能士常駐制度を重視して、多くの技能士が活躍できる環境を創造しています。この事から、工事を受注する事業者は技能士を確保する為に専門工事業者を探したり、技能士を育てる事で公共工事の品質確保を行う事となり、下請業者との協力体制の構築のみならず、次世代の担い手確保の手段としても最も有効な方法となっています。

県内で毎年実施される「とび技能検定」の受験者数は、増加傾向に有り20代の一級技能士が誕生しています。当社では、次世代の担い手確保の一環として若年層の新規雇用とその育成に力を入れております。これまでに、山口県内では最多の所属数を誇る38名のとび一級技能士が育っています。

<有資格者数>※常駐職人を含む

Ø  登録・鳶土工基幹技能者 ・・・・・・・・・・ 17

Ø  とび一級技能士 ・・・・・・・・・・・・・・ 38

Ø  とび二級技能士 ・・・・・・・・・・・・・・   5

Ø  とび三級技能士 ・・・・・・・・・・・・・・  3

Ø  足場の組立等作業主任者 ・・・・・・・・・・ 64

Ø  鉄骨の組立等作業主任者 ・・・・・・・・・・ 34

Ø  鋼橋の架設等作業主任者 ・・・・・・・・・・ 11

Ø  コンクリート橋架設作業主任者 ・・・・・・・ 11

Ø  型枠支保工等作業主任者 ・・・・・・・・・・ 28

Ø  土留支保工等作業主任者 ・・・・・・・・・・ 16

Ø  地山の掘削等作業主任者 ・・・・・・・・・・ 16

Ø  木造建て方等作業主任者 ・・・・・・・・・・ 14

Ø  酸欠防止二種作業主任者 ・・・・・・・・・・ 19

Ø  小型移動式クレーン技能講習 ・・・・・・・・ 46

Ø  玉掛作業者技能講習 ・・・・・・・・・・・・ 46

Ø  高所作業車技能講習 ・・・・・・・・・・・・ 20

Ø  ガス溶接技能講習 ・・・・・・・・・・・・・ 19

※社員58名、常駐職人30名、協力業者18社・80名。

※リリース内に記載している所属数のカウントは、全て20194月末日時点

 

 


■『技能検定』について

技能検定は、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」です。技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。

  技能検定は昭和34年に実施されて以来、年々内容の充実を図り、平成314月現在111職種について実施されています。技能検定の合格者は平成27年度までに411万人を超え、確かな技能の証として各職場において高く評価されています。

 技能検定を所管する、厚生労働省が定めた実施計画に基づいて、試験問題等の作成については中央職業能力開発協会が、試験実施等の業務は各都道府県職業能力開発協会が行っています。

 技能検定には、現在、特級、1級、2級、3級に区分するもの、単一等級として等級を区分しないものがあります。それぞれの試験の程度は次のとおりです。

 

 特級 ・・・・・・・・・・ 管理者または監督者が通常有すべき技能の程度

  1級及び単一等級 ・・・・ 上級技能者が通常有すべき技能の程度

  2級 ・・・・・・・・・・ 中級技能者が通常有すべき技能の程度

 3級 ・・・・・・・・・・ 初級技能者が通常有すべき技能の程度

 

また、これらの区分以外に外国人技能実習生等を対象として随時に実施する3級、基礎1級及び基礎2級があります。

技能検定の合格者には、厚生労働大臣名(特級、1級、単一等級)または都道府県知事(2級、3級)の合格証書が交付され、【技能士】と称することができます。

 

  また、技能検定合格者には、他の国家試験の受験や資格取得に際して特典が認められる場合があります。


■とび工事業とは

とびは建設現場に最初に入り、そして最後にすべてを取り除くまで現場に残ります。

何もない状態から、造っていくプロセスを経て、完成まで見る。

そのため仕事の範囲が広く「とび職」と一括りに云えるほど簡単に説明ができませんが、建設業種の専門工事業として説明すると、次の作業などをする職種です(細分化するとまだ有ります)

Ø  とび・土工工事業

Ø  仮囲いや足場全般の仮設作業

Ø  切梁、支保工などの仮設作業

Ø  タワークレーンや工事用エレベーターの仮設作業

Ø  高所での特殊作業

Ø  鋼構造物工事業

Ø  建築物の鉄骨建て方作業

Ø  鉄塔、煙突の建て方作業

Ø  橋梁架設作業

Ø  機械器具設置工事業

Ø  重量物、精密機械等の運搬・設置

Ø  プラントメンテナンス作業

建設現場では、高所での特殊な作業をする事が多いので、危険作業である事から他職種よりも職人単価が高く設定されています。

必要な資格も玉掛け・足場・型枠・鉄骨などに始まり、クレーン運転やガス溶接など、たくさんあります。特殊技能も必要ですし、高度なチームワークも求められます。やる気次第で、どんどん仕事の幅が広がります。

 

 建築現場の職人の間では、高所を華麗に動き回ることから「現場の華」とも称されます。

 

■とび職に必要とされる免許・資格

とび職になるための資格は、特に決められていません。多くは、とび職人に弟子入りをして、見習いから始める訳ですが、とび職としての作業に必要な技能や知識を身に付けるためには、資格や講習をいくつも取得する必要があります。

一人前のとび職になるまでに取得したい資格等を、次に示します。

とび技能検定試験(実技、学科)・厚生労働省認可】

l  三級(経験年数0年、専門科の高校生も受験可能)

l  二級(三級取得後0年、又は経験年数2年以上で受験可能)

l  一級(二級取得後3年、又は経験年数7年以上で受験可能)

    一級、二級とび技能士は作業主任者講習の一部が免除されます

 

【技能講習・労働局認可】

l  足場の組立等作業主任者

l  建築物等の鉄骨の組立等作業主任者

l  移動式クレーン(5t未満)運転

l  玉掛け作業(1t以上)

l  高所作業車(10m以上)運転

l  鋼橋架設等作業主任者

l  コンクリート橋架設等作業主任者

l  型枠支保工の組立等作業主任者

l  地山の掘削及び土留め支保工の組立等作業主任者

l  コンクリート造の工作物の解体等作業主任者

 

【安全教育(特別教育)・事業主による教育】

l  職長教育

l  安全衛生責任者教育

l  リスクアセスメントに関する教育

l  酸欠危険作業に係る業務の特別教育

l  巻き上げ機運転の特別教育

l  建設用リフト運転の特別教育

l  ゴンドラの操作の特別教育