㈱クリス・コーポレーション 河内博が山口マイスターに認定! ~山口県職業能力開発促進大会にて、認定証を授与~


株式会社クリス・コーポレーション(本社:山口県宇部市、以下 当社)では、2018年(平成30年)11月13日に開催された【平成30年度山口県職業能力開発促進大会】に於いて、当社社員の河内博(こうちひろし64歳)がとび職種の山口マイスターに認定され、認定証を授与されました。

山口マイスター認定者:http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/201811/042064_f5.pdf

 

会社としては、同時に当社役員の松村秀治(まつむらひではる51歳)が技能検定推進功労者として表彰され、さらに11月2日から開催された「第56回技能五輪全国大会(沖縄県)とび職種」に於いて当社社員の笹部拓見(ささべたくみ23歳)が「銅賞」を受賞したとの報告もあり、三重の喜びとなりました。

 

当社では、足場仮設資材のリース業務を主軸にしておりますが、足場仮設工事の施工を請負っている事から、鳶職としての技能について関連企業から学び取り、一人々の社員が多様かつ高度な技能を習得できるよう全面的にサポートしております。この度のマイスター認定や功労者表彰は、若手の人材育成に対する取組に対して、一定の評価を得られたと感謝しております。

 

会社URL  : http://www.kurisu-c.co.jp/

関連企業URL: http://www.kurisu-k.co.jp/

■『山口県職業能力開発促進大会』について

  山口県職業能力開発促進大会は、職業能力開発促進月間(11月)にあたり、広く社会一般に技能尊重の気運を醸成し、技能者の地位や技能水準の向上を図るため、山口県が開催するものです。

主催:山口県並びに山口県職業能力開発協会、山口県技能士会連合会

【開催概要】

第1部           職業能力開発関係表彰式(午後1時30分から2時25分)

※県内の優れた技能者等に対する表彰及び「山口マイスター」の認定など

 第2部           特別講演(午後2時30分から3時30分)

〔演題〕 『~技能競技大会を通じて得たもの~』

〔講師〕 株式会社桐田商会 技能長 村岡 義昭

 

報道発表:http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/201811/042064.html

大会パンフレット:http://y-syokunou.com/files/2018072511310278_4.pdf

 

■『山口マイスター』について

 山口マイスターは、ものづくりの優れた技能を持ち次世代技能者の育成に意欲がある人を山口県知事が認定する制度で、2001年(平成13年)に創設されました。認定基準は厳しく、県内に在住する1級の技能検定(単一等級の技能検定を含む。)に合格した者又はこれと同等の能力を有すると知事が認める者で、技能の継承及び技能者の育成に意欲的に取り組む者であって、人格及び指導能力に優れ、他の技能者の模範となると認められるものが「山口マイスター」の認定を受けます。

この度の認定は、山口県鳶工業連合会からの推薦により申請され、宇部市の副申を受けて山口県商工労働部にて審査を受けて、村岡嗣政県知事より認定されました。

ものづくり体験教室や若年者への技能指導に山口マイスター等を派遣します。詳しくは山口県職業能力開発協会へお問い合わせください。

ものづくり体験教室の案内:http://y-syokunou.com/cms/page119.html


■認定者(河内博)について

河内博の略歴

・1975年(昭和50年)11月 玉掛技能講習を修了

・1978年(昭和53年) 9月 はい作業主任者技能講習を修了

・1985年(昭和60年) 8月 足場の組立等作業主任者技能講習を修了

・1995年(平成 7年)11月 職長・安全衛生責任者教育を修了

・2009年(平成21年) 4月 高所作業車技能講習を修了

・2009年(平成21年) 7月 小型移動式クレーン技能講習を修了

・2010年(平成22年)11月 中途採用で当社へ入社

・2013年(平成25年)10月 とび一級技能検定に合格

・2014年(平成26年) 2月 建築物等の鉄骨組立等作業主任者技能講習を修了

・2016年(平成28年) 5月 山口県鳶工業連合会 優良職長表彰を受賞

・2017年(平成29年) 2月 登録鳶・土工基幹技能者講習を修了

現在に至る

 

河内博(64歳)は、同業他社からの転職で一般住宅の建設工事に精通し、入社直後から足場の施工に従事して職長としての職務も任せられる職人でした。59歳となった平成25年には、高齢者には合格が難しいと言われながらも、とび一級技能検定を受検して見事に合格し高齢者での合格の可能性を実証、その功績を認められ平成28年には山口県鳶工業連合会 優良職長表彰を受賞しました。平成29年には登録鳶・土工基幹技能者講習を修了するなど、63歳にして資格取得に対する意欲は衰えることなく、中高年者への良い刺激であり模範として評価は高まりました。その結果が、この度の山口マイスター認定へとつながったと思います。

 

■認定者(河内博)のコメント

入社以来、会社のやり方での現場作業を覚えることや、職長としての采配を考える事も、やりがいを感じながら邁進できたことが今日につながっていると思います。とび一級技能検定に合格して以来、山口県鳶工業連合会の栗栖龍男会長から信頼を得て、技能検定補佐員を拝命し毎年の技能検定をサポートする業務につきました。登録鳶・土工基幹技能者講習の受講も勧められるままに取得しました。山口県では、毎年の一級技能士の受験者数が多く、取得後の登録鳶土工基幹技能者の受講者も年々増加傾向にあります。こういった「技能向上気運」が高い地域環境にあって、山口県マイスターに認定されたことは、身に余る光栄であり今後も気を引き締めて、山口マイスターとして若手技能士の育成に頑張っていきたいと思います。

■背景(技能士の育成に積極的に取り組んでいる理由など)について

  少子高齢化が叫ばれる中、全職種で技能者不足が顕著になっています。若年技能者の育成に力を入れる企業は沢山あると思いますが、当社では高齢者の人材育成にも取り組んでいます。山口県では、公共工事においての技能士常駐制度を重視して、多くの技能士が活躍できる環境を創造していますので、工事を受注する事業者は技能士を確保する為に専門工事業者を探したり、技能士を育てる事で公共工事の品質確保を行う事となりますので、現場を任せられる技術と技能を兼ね備えた高齢者の育成も担い手確保の手段として有効な方法と云えます。

当社では、全社員が多様かつ高度な技能を習得できる人材育成の一環として、技能検定や技能五輪に対して全面的に支援しています。

  

■会社の取組みについて

 当社は、山口県内の特定事業者向けの仮設資材のリースを手掛け、「命を守る技術」を提供できる企業を目指して、平成26年1月に設立された会社です。とび職人の伝統技能と最新技術の融合を図り、次世代足場「ファステック」を活用する事で、これまで以上の安心・安全な足場環境を実現しました。これからも、命を守る技術を提供する企業として、日々精進して参ります。

そして、山口県から世界へ「命を守る技術」を発信する企業として成長していきたいと考えております。